野菜はファーマーズ・マーケットで
ハワイらしい暮らしを実感するなら、食材の買い出しはファーマーズ・マーケットをお勧めします。SAFE・WAYなどの大型スーパーは何でもそろっているので、それはそれで便利ではありますが、地元の農家の人たちが、自ら作って売る野菜が並ぶファーマーズ・マーケットには、ハワイらしい空気が漂っています。
なにより、生産者の顔が見えるので、親しみが持てます。幾分安いのも物価高のハワイでは、有り難いことです。
スーパーには売っていない、めずらしい野菜や果物を見かけることができます。
きのこだけを専門に売るお店、トマトだけを専門に売るお店など、自慢の野菜を誇らしげに売るお店も散見されます。買って食べてみると、とても美味しい!ので、何度も足を運びたくなってしまいます。
初めて目にする野菜の食べ方をお店の人にカタコトの英語で尋ねると、一生懸命調理方法を教えてくれます。傍で、私たちのやりとりを聞いていたお客さんが、更に色々な食べ方を教えてくれたりもします。
こうした地元の人たちとの、ちょっとした会話が、ハワイらしい暮らしの気分を盛り立ててくれます。
KCCファーマーズマーケットカピオラニ公園ファーマーズ
カピオラニ公園ファーマーズマーケット
ところで、私がお勧めするGoldCoastに滞在すると、周辺では3つのファーマーズ・マーケットが週に1~2回開催されています。
1つは、かの有名なKCCファーマーズマーケットです。このマーケットは週に2回火曜日の午後4時~7時、土曜日の午前7時30分~11時に開催されます。
土曜日のほうが出店数60超と規模が大きく、地元の人に加えて日本人を中心とした多くの旅行者5千~1万人で賑います。
売られているのは、野菜、果物、花、ナッツ類、はちみつに加え、ベトナム料理、ピザ、ハンバーガー、フライド・トマトといった屋台料理も多数あります。
このマーケットはハワイにおけるファ―マーズマーケットのパイオニア的存在です。レストランのためにミックス野菜を開発していたナロ・ファームのオーナーが発起人となり地元農家を支援するハワイ・ファーム・ビューローを設立し、マーケットを始めたとのことです。もちろん、ナロ・ファームも出店していて、おいしいだけではなく、見た目も美しい、ハーブやレタス、トマトなどを販売しています。
2つ目は、カピオラニ公園のファーマーズマーケットです。水曜日の午前10~11時に開催されます。出店数は10店舗程度でこじんまりとしていて、野菜・果物が中心です。ここでは、ゴボウやサトイモといった日本人に馴染みのある野菜も売っています。そのせいか、お客には、ハワイ生まれながら日本語を話す人も多く、私には親しみの持てるマーケットです。ここで初めて、里いもたしきものを目にし、お店の人に質問していると、そばから「それは、里いも。おでん、煮ものにするとおいしいよ!」と日本語で話しかけてくれたおばあさん、がいました。お勧めにしたがい、ハワイで煮物は、案外おつな味でした。
3つ目はジェファーソン小学校のマーケットです。こちらはちょっと傾向が異なるマーケットです。野菜・果物の売店は1店のみ。他はピザ、お弁当、手作りの石鹸やTシャツ、マッサージなどのお店が並んでいて、土曜の前半をのんびり、ゆるくくつろぐ場所、といった雰囲気です。
●KCCファーマーズマーケット 火曜午後4~7時 土曜午前7時30分~11時 4303DiamondHeadrd.Honolulu カピオラニ・コミュニティ・カレッ ジの駐車場横の空地
●カピオラニ公園ファーマーズマーケット 水曜日 午前10~11時 Monsarratave.Honolulu カピオラニ公園の駐車場
●ジェファーソン小学校ファマーズマーケット 土曜日 午前8時~午後2時 342Kapahulu Ave.Honolulu ホノルル動物園の対面
それ以外にも、ハワイのあちこちで、マーケットが開かれています。
こちらをご覧ください。
http://lighthouse-hawaii.com/guide/shopping/farmers-market.html
また、2017年「Lighthouse」7月16日号にも、「ファーマーズ・マーケットに行こう!」が特集されていて、詳しい情報が網羅されています。
(2017年12月10日)