資産価値が上がるのは「移住者の多い」ところ
将来にわたり人口が増えるところは、資産価値が高い、と前回のコラムで説明しましたが、ただ増えればいいというのではなく、中味が肝心です。
ではどのような人が増えれば良いのでしょうか?
ちょっとまわりくどいのですが、人口の増減は自然増減と社会増減で決まります。
自然増減とは、出生数ー死亡数。社会増減とは、転入数ー転出数。そこで生まれる人のほうが亡くなるひとより多ければ人口は自然増となります。また、他の地域からの移住者のほうが、よそへ出ていく地元民より多ければ、人口は社会増となります。自然増+社会増の街の資産価値は高いわけです。反面自然減+社会減の街の資産価値は下落していきます。
つまり、多くの人が移住してきて(地元の人もあまり外へ出ていかない)、子供をたくさん産み育てるところは、人口が増え、資産価値が上がる。逆に多数の地元民がよそへ出ていく(移住者は少ない)ことにより、生まれる子供も減っていくところは資産価値は下がる、というわけです。
したがって目のつけどころは、移住者の多いところ=社会増の街です。
では、移住者の多いところはどこ?という声が聞こえてきそうですね。
主な市区では、仙台市、東京都区部(千代田区、中央区、港区、江東区など)、川崎市、横浜市、さいたま市、名古屋市、広島市などです。
逆に移住者の少ないところは、秋田市、青森市、長崎市などです。
(2017年11月15日)
『最期まで自宅』で暮らす60代からの覚悟と準備
最期まで自宅で暮らすことを望む人は多数いますが、実際には日本人の1割しか、その望みを果たせていません。
では、どうすればよいのでしょうか?
本書は、まず自宅暮らしができなくなる自立限界点に達するまでの、老化の進行段階を解明しています。そのうえで、自立限界点の手前で踏みとどまるための実践方法を、4つ提案しています。
①何としても自立限界点を超えない覚悟をする
②3つの習慣「家事」「人付き合い」「運動」を実践する
③便利で安全に暮らすために早めに住まいを変える
④地域のつながり、身近な行政を自分の味方につける
自分の老いを直視しながら、自分らしく自立した暮らしを長く続けたい方にとって、役に立つ実用的な内容になっています。
2020年1月20日発行 主婦の友社 定価1500円
<strong>(講演予定)</strong>
2018年2月18日午後1時30分~2時30分 大分市「どうする?親の家の空き家問題」
2018年2月19日午前10時~11時 竹田市「どうする?親の家の空き家問題」
<strong>(最近のメディア掲載実績)</strong>
2021年2月12日号 週刊現代「安易に家を売って、」知らない土地に行かないほうがいい」
2020年10月23日号 週刊朝日 「空き家の守り方」
2020年4月2日号 女性セブン 「60才を過ぎたら住み慣れた自宅を売ってはいけない」
2020年2月22・29日号 週刊現代「最後まで自宅を売ってはいけない」
2020年2月14日号 週刊朝日 「コスパで選ぶ『終の棲家』
2019年11月23日 NIKKEIプラス 「暮らし探検隊 空き家の片付け手伝ってみた」
2019年4月5日号 週刊朝日 「高齢者でもはじめられる元を取るリフォーム術」
2019年2月号 ハレヤカ 「最後まで自宅でひとり」を貫くための住まいと暮らし
第3回
2019年1月29日号 住宅新報 「ひとり暮らしを創造する下 親が60歳台から家族で片付け」
2019年1月22日号 住宅新報 「ひとり暮らしを創造する中 『家事』『人付き合い』『運動』を促す家に」
2019年1月15日号 住宅新報 「ひとり暮らしを創造する上 良質なコミュニティで “自由”を謳歌」
2018年12月20日 夕刊フジ 「定年後難民にならない生き方 空き家になった親の家 どうする」
2018年11月号 エクラ 「夫の定年 人生どう変わる? 住まい編」
2018年12月号 ハレヤカ「最後まで自宅でひとり」を貫くための住まいと暮らし
第2回
2018年10月号 ハレヤカ 「最後まで自宅でひとり」を貫くための住まいと暮らし
第1回
2017年夏号 マンションスタイル 「資産活用研究所 『これから賃貸を考える人が知っておきたいこととは?』」
<p style="text-align: left;">2017年11月24日号 週刊朝日「最期まで自宅でひとりを貫くためにするべきこと」</p>
2017年11月10日号 週刊朝日「老化に負けない家事術」
2017年11月号 月刊ビッグ・トゥモロウ「住み続けても人に貸しても資産価値が上がる住居の選び方」
<p style="text-align: left;">2017年10月27日号 週刊朝日 「外しの京都」</p>
<p style="text-align: left;">2016年10月14日号 週刊朝日 実家の持ち家は“ヤバイ”</p>
<p style="text-align: left;">2016年8月13.20合併号週刊ダイヤモンド「実家の大問題」</p>
<p style="text-align: left;">2016年7月23日・30日・8月6日 朝日新聞 be 知っ得なっ得 空家の相続1・2・3</p>
<p style="text-align: left;">2016年7月18日号 週刊住宅 2015年度「首都圏優秀マンション表彰」</p>
<p style="text-align: left;">2016年3月31日 リーフィアな暮らし マンションライフの魅力を探る</p>
<p style="text-align: left;">2015年6月27日号 週刊ダイヤモンド 「ライフスタイルに合った住まい選び」</p>
<strong>(最近のTV・セミナー・シンポジウム出演)</strong>
2017年10月21日 三菱地所レジデンシャル・住まいカレッジ トークセッション「三菱地所のものづくりのこだわりについて」
2017年3月29日、4月15日 3住み推進研究会主催シンポジウム「変わる家族と住まいのかたち」
2017年2月3日 RJC新春トップセミナー 「どうする?親の家の空家対策」
2017年1月10日 NHKクローズアップ現代「モノ屋敷の実家は宝の山 転売で解決 人生のお片付け」