夏の「あざらし」冬の「クジラ」

ハワイは 野生動物の保護に熱心なところです。クジラは保護区があり、絶滅危惧種のハワイアンモンクシール(以下あざらし)はとても大切にされています。

波打ち際の大・小の黒いのが、あざらし親子

初夏に出産、6週間で子育てを終えるあざらし

ワイキキのはずれにあるカイマナビーチで、2017年6月28から29日にかけて、アザラシが子供を産みました。出産後6週間、母アザラシは子供に母乳を与え、育てます。この間母アザラシはいっさい食物を口にしません。最初の頃はほとんどの時間を波打ち際に寝転がって過ごしますが、日が経つにつれ子供が動きまわれるようになると、時折親子で海に入って泳いだり、狭い範囲で居場所を変えたりします。

 

この子育て期間中は母子の行動圏内は、ビーチも海も人の立ち入りは禁止されます。野生動物保護団体から監視員も派遣されます。ローカルTVでも放送され、それを知った地元の人や旅行者が続々と、珍しい母子の姿をカメラに収めにやってきます。結構な騒ぎです。もちろん、私もその一人です。母子のことが気になり2日に一度は様子を見にいく始末。

 

最初はほとんど波打ち際で母アザラシの傍にじっと横たわっていた子アザラシは日ごとに動きが活発になりました。母親の周りをぐるぐる回ったり、ちょっとだけ海へ入ったり。そのうち、母子が一緒になって海に入り、結構長い時間泳いだり、もぐったりするようになりました。

そうして6週間が過ぎた8月12~13日頃に、子育てを終えた母は子と別れ、それぞれの海へと泳ぎ出しました。人間に比べると何とも早い自立です。

潮吹きがクジラ発見の目印

出産・子育てのため、冬に訪れるクジラ

また、ハワイ海域は、米国海洋大気局(NOAA)によってザトウクジラ国際海洋保護区域に指定されています

ザトウクジラは群れをつくり、北太平洋を回遊しながら暮らしています。そんな中、ザトウクジラのお母さんは11月から翌年の5月までを出産と子育てのために暖かい海で過ごすことがわかっています。 その出産と子育てのために、クジラ達はハワイの海へやって来るのです。ハワイ諸島周辺に分布するザトウクジラは沿岸に集まる傾向にあり、見つけることは比較的簡単です。

ハワイ・クジラ調査財団Hawaii Whale Research Foundationの研究によると、通常ザトウクジラはオスよりもメスの方が体は大きく、体長は約15メートル、体重は平均して40トン程度と報告されています。 生まれたばかりの赤ちゃんクジラでも、体長約3~5メートル、体重約13.5トンと考えられています。

現在、世界に生息する約7000~8000頭のザトウクジラのうち、約3000頭がマウイ近海で越冬することから、マウイ島はクジラの保護区に指定され、ホエールウォッチングのメッカとして有名です。毎年2月はクジラを祝う月として、クジラを歓迎するイベント「マウイ・ホエール・フェスティバル」が開催されます。

もちろん、オアフ島でもクジラを見ることはできます。私はオアフ島のゴールド・コースト、マカプウ・ライトハウス・トレイルコース、ノースショワのタートルベイ・リゾートでクジラに遭遇しました。

野生動物が身近な存在、というのもハワイの魅力といえるでしょう。

(2017年12月21日)

『最期まで自宅』で暮らす60代からの覚悟と準備
 最期まで自宅で暮らすことを望む人は多数いますが、実際には日本人の1割しか、その望みを果たせていません。
では、どうすればよいのでしょうか?
本書は、まず自宅暮らしができなくなる自立限界点に達するまでの、老化の進行段階を解明しています。そのうえで、自立限界点の手前で踏みとどまるための実践方法を、4つ提案しています。
①何としても自立限界点を超えない覚悟をする
②3つの習慣「家事」「人付き合い」「運動」を実践する
③便利で安全に暮らすために早めに住まいを変える
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自分の老いを直視しながら、自分らしく自立した暮らしを長く続けたい方にとって、役に立つ実用的な内容になっています。
2020年1月20日発行 主婦の友社 定価1500円

<strong>(講演予定)</strong>

2018年2月18日午後1時30分~2時30分 大分市「どうする?親の家の空き家問題」

2018年2月19日午前10時~11時 竹田市「どうする?親の家の空き家問題」

<strong>(最近のメディア掲載実績)</strong>

2021年2月12日号 週刊現代「安易に家を売って、」知らない土地に行かないほうがいい」

2020年10月23日号 週刊朝日 「空き家の守り方」

2020年4月2日号 女性セブン 「60才を過ぎたら住み慣れた自宅を売ってはいけない」

2020年2月22・29日号 週刊現代「最後まで自宅を売ってはいけない」

2020年2月14日号 週刊朝日 「コスパで選ぶ『終の棲家』

2019年11月23日 NIKKEIプラス 「暮らし探検隊 空き家の片付け手伝ってみた」

2019年4月5日号  週刊朝日 「高齢者でもはじめられる元を取るリフォーム術」

2019年2月号  ハレヤカ 「最後まで自宅でひとり」を貫くための住まいと暮らし

第3回

2019年1月29日号 住宅新報 「ひとり暮らしを創造する下 親が60歳台から家族で片付け」

2019年1月22日号 住宅新報 「ひとり暮らしを創造する中 『家事』『人付き合い』『運動』を促す家に」

2019年1月15日号 住宅新報 「ひとり暮らしを創造する上 良質なコミュニティで “自由”を謳歌」

2018年12月20日 夕刊フジ 「定年後難民にならない生き方 空き家になった親の家 どうする」

2018年11月号 エクラ 「夫の定年 人生どう変わる? 住まい編」

2018年12月号 ハレヤカ「最後まで自宅でひとり」を貫くための住まいと暮らし

第2回

2018年10月号 ハレヤカ 「最後まで自宅でひとり」を貫くための住まいと暮らし

第1回

2017年夏号  マンションスタイル 「資産活用研究所 『これから賃貸を考える人が知っておきたいこととは?』」
<p style="text-align: left;">2017年11月24日号 週刊朝日「最期まで自宅でひとりを貫くためにするべきこと」</p>
2017年11月10日号 週刊朝日「老化に負けない家事術」

2017年11月号 月刊ビッグ・トゥモロウ「住み続けても人に貸しても資産価値が上がる住居の選び方」
<p style="text-align: left;">2017年10月27日号 週刊朝日 「外しの京都」</p>
<p style="text-align: left;">2016年10月14日号 週刊朝日 実家の持ち家は“ヤバイ”</p>
<p style="text-align: left;">2016年8月13.20合併号週刊ダイヤモンド「実家の大問題」</p>
<p style="text-align: left;">2016年7月23日・30日・8月6日 朝日新聞 be 知っ得なっ得 空家の相続1・2・3</p>
<p style="text-align: left;">2016年7月18日号 週刊住宅 2015年度「首都圏優秀マンション表彰」</p>
<p style="text-align: left;">2016年3月31日 リーフィアな暮らし  マンションライフの魅力を探る</p>
<p style="text-align: left;">2015年6月27日号 週刊ダイヤモンド 「ライフスタイルに合った住まい選び」</p>
<strong>(最近のTV・セミナー・シンポジウム出演)</strong>

2017年10月21日 三菱地所レジデンシャル・住まいカレッジ トークセッション「三菱地所のものづくりのこだわりについて」

2017年3月29日、4月15日 3住み推進研究会主催シンポジウム「変わる家族と住まいのかたち」

2017年2月3日 RJC新春トップセミナー 「どうする?親の家の空家対策」

2017年1月10日 NHKクローズアップ現代「モノ屋敷の実家は宝の山 転売で解決 人生のお片付け」