夕まずめどきの居場所
夕まずめどきにハッピーアワーと称して、馴染みのお店で白ワインを1杯。
これが私のささやかな日々の暮らしの楽しみです。
日没前の1時間をお気に入りの居場所で気分よく過ごせれば、その日は上出来。
だからこそ、自分の居場所としてのお店は、とても貴重です。
その日の気分で選べるよう、行きつけのお店が2,3あれば、言うことなしです。
居心地の良い居場所かどうかは、人によって違うでしょうが、私は立地、雰囲気、スタッフとの相性で決まるように思います。
まず一番優先順位が高いのは立地です。
自宅から散歩がてらに行ける徒歩圏内にあること。そして海、山、川が臨めるところ。
あるいは桜やもみじなど樹木豊かな公園のそばなど季節の移ろいが感じとれるところ。
加えて行き交う人々をウォッチングできるところです。
次に重視したいのが、雰囲気。
自分にとって気分の良い雰囲気は、空間構成、インテリア、食器、店内に流れる音楽で決まるような気がします。
大空間に大勢のお客がいるお店よりこじんまりした空間で、人との距離もさほど遠くないほうが、落ち着きが良いように思います。
また、自宅や仕事場とは異なる雰囲気のお店のほうが、家事や仕事疲れを一新するのに良いようです。
そして最後の、でも案外これが決め手?となるのはお店のスタッフとの相性です。
さりげないながらも、細やかで加減のいい気遣いの人、
共通の関心事や趣味があり、短いながらも会話が弾む人、
明るい笑顔でほっとなごませてくれる人、
そんな人がスタッフを務めるお店なら、何度も通いたくなるものです。
居心地の良いお店は、つまるところ、そこで働く人次第といえるかもしれません。
因みに私の行きつけのお店は、街路樹が見通せる仏映画「アメリ」風バー。
川沿いに建つ土間のある京町家風ティーラウンジ。
買い物客が往来する商店街のなかにある小さな書店兼カフェ、とそれぞれに個性的です。
いずれのお店も、スタッフは女性で、30~40代のおおらかな人がらとふくよかな体躯が共通しています。
彼女らの笑顔に接すると、ほっとなごみます。
小さな書店カフェ
仕事場と自宅の往復だけでは、毎日の暮らしは単調になりがち。
もう一つ自分の居場所を持つことで、俄然暮らしは多彩でリズミカルになるようです。
2021年1月5日
『最期まで自宅』で暮らす60代からの覚悟と準備
最期まで自宅で暮らすことを望む人は多数いますが、実際には日本人の1割しか、その望みを果たせていません。
では、どうすればよいのでしょうか?
本書は、まず自宅暮らしができなくなる自立限界点に達するまでの、老化の進行段階を解明しています。そのうえで、自立限界点の手前で踏みとどまるための実践方法を、4つ提案しています。
①何としても自立限界点を超えない覚悟をする
②3つの習慣「家事」「人付き合い」「運動」を実践する
③便利で安全に暮らすために早めに住まいを変える
④地域のつながり、身近な行政を自分の味方につける
自分の老いを直視しながら、自分らしく自立した暮らしを長く続けたい方にとって、役に立つ実用的な内容になっています。
2020年1月20日発行 主婦の友社 定価1500円
<strong>(講演予定)</strong>
2018年2月18日午後1時30分~2時30分 大分市「どうする?親の家の空き家問題」
2018年2月19日午前10時~11時 竹田市「どうする?親の家の空き家問題」
<strong>(最近のメディア掲載実績)</strong>
2021年2月12日号 週刊現代「安易に家を売って、」知らない土地に行かないほうがいい」
2020年10月23日号 週刊朝日 「空き家の守り方」
2020年4月2日号 女性セブン 「60才を過ぎたら住み慣れた自宅を売ってはいけない」
2020年2月22・29日号 週刊現代「最後まで自宅を売ってはいけない」
2020年2月14日号 週刊朝日 「コスパで選ぶ『終の棲家』
2019年11月23日 NIKKEIプラス 「暮らし探検隊 空き家の片付け手伝ってみた」
2019年4月5日号 週刊朝日 「高齢者でもはじめられる元を取るリフォーム術」
2019年2月号 ハレヤカ 「最後まで自宅でひとり」を貫くための住まいと暮らし
第3回
2019年1月29日号 住宅新報 「ひとり暮らしを創造する下 親が60歳台から家族で片付け」
2019年1月22日号 住宅新報 「ひとり暮らしを創造する中 『家事』『人付き合い』『運動』を促す家に」
2019年1月15日号 住宅新報 「ひとり暮らしを創造する上 良質なコミュニティで “自由”を謳歌」
2018年12月20日 夕刊フジ 「定年後難民にならない生き方 空き家になった親の家 どうする」
2018年11月号 エクラ 「夫の定年 人生どう変わる? 住まい編」
2018年12月号 ハレヤカ「最後まで自宅でひとり」を貫くための住まいと暮らし
第2回
2018年10月号 ハレヤカ 「最後まで自宅でひとり」を貫くための住まいと暮らし
第1回
2017年夏号 マンションスタイル 「資産活用研究所 『これから賃貸を考える人が知っておきたいこととは?』」
<p style="text-align: left;">2017年11月24日号 週刊朝日「最期まで自宅でひとりを貫くためにするべきこと」</p>
2017年11月10日号 週刊朝日「老化に負けない家事術」
2017年11月号 月刊ビッグ・トゥモロウ「住み続けても人に貸しても資産価値が上がる住居の選び方」
<p style="text-align: left;">2017年10月27日号 週刊朝日 「外しの京都」</p>
<p style="text-align: left;">2016年10月14日号 週刊朝日 実家の持ち家は“ヤバイ”</p>
<p style="text-align: left;">2016年8月13.20合併号週刊ダイヤモンド「実家の大問題」</p>
<p style="text-align: left;">2016年7月23日・30日・8月6日 朝日新聞 be 知っ得なっ得 空家の相続1・2・3</p>
<p style="text-align: left;">2016年7月18日号 週刊住宅 2015年度「首都圏優秀マンション表彰」</p>
<p style="text-align: left;">2016年3月31日 リーフィアな暮らし マンションライフの魅力を探る</p>
<p style="text-align: left;">2015年6月27日号 週刊ダイヤモンド 「ライフスタイルに合った住まい選び」</p>
<strong>(最近のTV・セミナー・シンポジウム出演)</strong>
2017年10月21日 三菱地所レジデンシャル・住まいカレッジ トークセッション「三菱地所のものづくりのこだわりについて」
2017年3月29日、4月15日 3住み推進研究会主催シンポジウム「変わる家族と住まいのかたち」
2017年2月3日 RJC新春トップセミナー 「どうする?親の家の空家対策」
2017年1月10日 NHKクローズアップ現代「モノ屋敷の実家は宝の山 転売で解決 人生のお片付け」